堺市立斎場の豆知識
近年、故人とのお別れを“家族だけで静かに”、かつ“負担を抑えて”行いたいというご希望が増えています。
そんなご要望に応える形として、堺市立斎場では「一日葬」をご案内しています。
一日葬とは、通夜を行わず、告別式と火葬を1日で済ませる形式です。
通夜の準備や夜間の心配が不要なため、特にご高齢のご親族や小さなお子さまがいらっしゃるご家庭に向いています。
現在、堺市立斎場での一日葬をご検討されている方は、参考としてご覧ください。
一日葬とは
1-1.通夜を行わず告別式のみを実施
一日葬とは、一般的な葬儀で行われる通夜式を省略し、翌日の告別式・火葬のみを1日で行う形態です。
「必要最低限の儀式を行いたい」「遠方からの参列者が多く、時間的な都合が難しい」などの理由から選ばれることが多くなっています。
1-2.ご家族の精神的・身体的負担を軽減
通夜の準備や夜間対応がなくなるため、参列されるご家族の負担が軽減されます。
特にご高齢のご親族が多い場合や、少人数でのお見送りをご希望の場合に適しています。
堺市立斎場で行う一日葬の特徴
堺市立斎場は、堺市が運営する公営施設であり、どなたでも安心してご利用いただけます。
堺市立斎場
〒590-0014 大阪府堺市堺区田出井町4-1
2-1.設備が集約され利便性が高い
堺市立斎場には、式場、控室、食事室などが同じ建物内に整備されており、移動が少なく負担が小さい点が特徴です。
足腰にご不安のある方や小さなお子さまが参列される場合でも、比較的安心して過ごすことができます。
2-2.費用面の透明性
公営斎場であるため、使用料金などの費用が明確です。
民営式場に比べ比較的安価で利用できる場合もあります。
必要な項目が分かりやすく、事前に費用を把握しやすい点がご好評いただいています。
ご安置施設の利用も可能
堺市立斎場には、故人様をお預かりするための専用施設（霊安室）も整備されています。
自宅での安置が難しい場合でも安心して利用でき、多くのご家庭に利用されています。
一日葬の流れ
一日葬は、必要な儀式を簡潔にまとめながら、しっかりとお別れの時間を確保できる形式として近年評価されています。
堺市立斎場にて実施する場合のおおまかな流れは次のとおりです。
① ご逝去〜ご安置
病院・施設・ご自宅などでご逝去後、専門スタッフがお迎えに伺い、ご安置場所へ移動します。
ご安置先では、枕飾りなどの準備を整えます。
② 打ち合わせ
葬儀の日程、宗教者（お寺）の手配、会葬人数、祭壇、棺など、葬儀に必要な内容を決定します。
ご家族のご希望を丁寧に伺いながら進めます。
③ 葬儀・告別式（・初七日法要）
通夜式を行わず、告別式当日にご親族が集まり、読経や焼香を行います。
一日葬でも通常の葬儀と同様、ご家族がゆっくりと故人と向き合う時間が確保できます。
近年では、葬儀のお経を終えられてから続けて、初七日法要を行う場合も増えてまいりました。
こちらはお寺様の確認の上、執り行うこととなります。
④ 火葬・精進落とし
告別式終了後、炉前までご移動し、お見送りいただきます。
ご収骨までの間は、待合室も一部屋ご利用いただけますので、ご待機いただきます。
⑤ 収骨・初七日法要
収骨のお時間が近づきましたら、アナウンスが入りますので、皆さまで収骨室へご移動してご収骨となります。
初七日法要を収骨後ご希望の場合は、式場に再びお戻りいただき、式場にて読経や焼香を行います。
⑥ 解散
一連の式が終了後、各自ご散会となります。
一日葬を選ばれる理由
4-1.少人数の家族葬に適している
近年、堺市内でも家族葬を希望される方が増えています。
一日葬は少人数での式に適しており、故人様との最期の時間を落ち着いて過ごすことができます。
4-2.経済的負担の軽減
通夜を行わないため、使用料金や人件費の削減につながり、葬儀の総額を抑えることが可能です。
4-3.参列者の調整がしやすい
告別式のみに絞ることで、参列者の日程調整が比較的容易になります。
遠方の親族が多いご家庭でも、時間的な負担が軽くなるメリットがあります。
ご検討の際の注意点
一日葬は便利な形式ですが、すべての家庭に適しているわけではありません。
(1)故人様とゆっくり過ごしたい場合
(2)多くの参列者が予想される場合
(3)宗教的な理由(お寺様のご都合)で通夜が必要な場合
などは、従来型の家族葬を選ばれるほうが望ましい場合もあります。
ご家庭の状況やご希望に応じて、最適な形式を検討されることをおすすめします。
おわりに
堺市立斎場で行う一日葬は、参列者の負担を抑えながら、必要な儀式を整えてお別れを行える形式として広く利用されています。
堺市での家族葬をご検討されている方にとって、一日葬は現実的な選択肢のひとつとなるでしょう。
堺市立斎場での葬儀についてご不明な点がございましたら、いつでもご相談ください。
より具体的なご提案をさせていただきます。
